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戦略的に本社を宮崎に置き、リモートワークを推奨しながら、ウェブマーケティング支援事業を展開
どのような事業を展開されていますか?
石川氏:ウェブマーケティング支援をメイン事業とし、リードジェネレーションでは運用型広告やメディアへの広告出稿を行い、リードナーチャリングでは、MAツールの設計及び導入支援、データ集計を行い顧客の利益を上げるためのコンサルティング業務を行っています。
また、戦略的に本社を宮崎に置いておりまして、コロナ禍以前から、従業員のリモートワークを推奨しており社名や経営理念に基づいて、ITを活用した業務変革には積極的に取り組んでおります。宮崎本社では、一部広告代理店様の作業代行も行っております。
データ集計業務やレポート作成に日々の業務の30%以上、攻めの経営ができなくなる漠然とした危機感
課題について
石川氏:運用型広告の代理店あるあるですが、運用の担当者は、抱える社数分だけ毎日のルーティンワークがあり、自身で行う場合や、ツールを使う場合や、パートタイムの方へ作業移譲する場合があると思います。
当社はできるだけ、コンサルタントや運用担当者は作業に時間を使わずに、頭を使う時間に充てるようにしていましたが、現場ではデータ集計業務や、レポート作成が、日々の業務の30%以上にまでになっている時期がありました。
これでは、新規顧客の開拓も、コンサルタントのスキルアップも見込めなく攻めの経営ができなくなるという漠然とした危機感がありました。
ですが、具体的な解決策はないまま、パートタイムへの作業移譲をする事でなんとか従業員は時間を捻出する事が出来ているという状態でした。ですが、従業員の残業が増える事で、クリエイティブな仕事が出来なくなってしまっていました。
自動化したい業務を動画で伝えて、RPAシナリオの作成を委託することで対象業務が1ヶ月後には完全自動化
どのように解決できましたか?
石川氏:デジタルワークス様からRPAの提案を頂いた時は、上記の課題が解決できるという期待感はありました。
ですが、RPA化するまでの工数や、RPAシナリオを設計するまでのリードタイムを考えると、自社にエンジニアもいない中で、どうしても現場の作業を優先してしまい自動化に向き合う事が出来ていませんでした。
上記の点をご相談した際に、デジタルワークス様では、具体的なルーティンワークの内容をヒアリングしていただき、動画データにする事でRPAのシナリオ設計自体を行っていただけたので、導入者側としては、自動化したい項目と、実務の動画を送るだけで、1か月後には人の介在を99%不要にできた状態で、自動化をしていただけたので、一気に課題が解決できた感じがしています。
アフターコロナでは、単純作業ではなく、より高い付加価値を提供できる会社に対価が支払われる。これを実践し、従業員に高い賃金で還元できるようにしていきたい
今後はどのようなことを目指していきますか?
石川氏:宮崎県は最低賃金がとても低く、労働集約型の仕事は沢山ありますし、ネット上では単価の安い仕事もあります。
そういった仕事を受けても短期的な収益にはなりますが、アフターコロナでは、高い価値の提供にのみ多くの対価が払われる時代がくると感じています。
そうなった時に、単純作業しかできない人材ではなくより付加価値を提供できる会社でありたいと思っていますので、今後もRaQuboを活用させていただき、宮崎県で仕事をしていても単価や質の高い仕事を創出する事で、高い賃金を従業員に還元できるようにしていきたいと思います。
クリエイティブな仕事には一定の休暇、余暇が必要だと感じています。その為にも従業員の労働時間内に、如何にして重要業務にリソースを割くことが出来るか、その割合が多い企業が今度成長していくのだと思っています。
デジタルワークスについて一言お願いします。
石川氏:以前、代表の平松様が講演されたセミナーに足を運んだことがあるのですが、印象的な言葉がありまして「RPAは万能なロボットだと勘違いをするから自動化できずに失敗してしまう。
RPAを使いこなすなら、人が介在する部分と、ロボットが介在する部分をうまくコントロールすることだ。」と仰っており、確かにそうだなと感じました。
当社も、デジタルマーケティングを行っていく上で人で無いと介在できない領域と、人でなくても対応できる領域を今後明確に分ける事で、人間が提供する価値の最大化を行う事で他社との差別化ができると感じています。
編集後記
代表の石川氏は、顧客だけでなく社員やパートナーに対して、常に誠意と情熱がある対応をしていらっしゃる方で、知らないうちに沢山の仲間が集まってくる素敵な社長です。そんな人情豊かな石川氏のような方にRPAを活用して頂くことで、最終的に人の価値がアップすることに貢献することができれば、弊社としても嬉しく思います。